子どもの結婚!孫が生まれたらすること孫ができたらすること親の祖父母としての役割役目心得

子どもの結婚後、親の楽しみの一つに「孫の誕生」があります。孫ができたら、親はどんなサポートができるでしょうか?その時とるべき行動や、お祝いにまつわるあれこれ、孫と一緒に参加する行事などをチェックしておきましょう。

孫ができたら生まれたらすること

子どもから、おめでたを告げられたら、親はついつい舞い上がってしまうものです。「性別は?」「名前は?」「妊娠中の過ごし方は?」とあれこれ気になる部分が出てきますが、過剰に干渉してしまっては、妊婦の大きなストレスになります。孫ができたお祝いの言葉に「手伝えることがあれば言ってね」といった言葉を添え、静観するようにしましょう。

妊娠、出産について書かれた最新版の本を、一冊読んでおくのも孫が生まれたらすることにおすすめです。

男性が育児休暇を取得したり、無痛分娩を選んだり、腹帯を使わなかったり、不妊治療が当たり前になっていたりと、親世代にはなかったスタイルで妊娠、出産に臨む子どもが少なくありません。親の経験が役立つこともありますが、押し付けてしまうのはNGです。子どもが選んだ妊娠生活やライフスタイルを、尊重してあげるのも親の役目でしょう。

また、妊娠を機に「母子手帳が見たい」「自分が生まれた時の話が聞きたい」という気持ちになる子どもが多くいます。妊娠が分かった時点で、子どもの母子手帳をいつでも見られる場所に出して置いたり、子どもが赤ちゃんだったころの写真を見せてあげたりすると、子ども夫婦との会話が盛り上がるでしょう。

妊娠、出産にまつわる親の対応や親の負担は、子どもの性別によっても変化します。息子に子どもができた場合、娘が赤ちゃんを授かった場合に気を付けたいことや、親ができる準備についても知っておきましょう。

息子に子どもができた場合

息子に子どもができた場合、お嫁さんは自分の親元で出産に臨むケースが多いでしょう。里帰り出産の場合で、お嫁さんの実家が遠い場合、「すぐ孫に会えない」という場合もありますが、「御実家でゆっくり出産に臨んでください」という気持ちを真っ先に伝え、一時的に一人暮らしとなる息子の、食事の用意や家事のサポートなどを買って出ましょう。

出産するのはお嫁さんですから、孫との対面や立ち合いについては、相手の親を優先します。実の親以外に、陣痛で苦しむ姿や出産直後の顔は見られたくない、という気持ちを持っている女性が少なくため、一歩引いて見守るようにしましょう。

里帰り出産を行わず、自分たちの住まいが子どもの家に近い場合、子ども夫婦からサポートを依頼される場合もあるでしょう。この場合は、快く引き受け、求められた準備や手伝いを積極的に行ってあげて構いません。

娘に赤ちゃんを授かった場合

最愛の娘に赤ちゃんを授かったら、親としては嬉しい反面たくさんの心配が生まれます。お婿さんの親には相談し辛い、健診の付き添いや出産に必要な準備品の買い物などへ、一緒に行く機会も多くなるでしょう。

娘が妊娠したら、その日から母親は最大のサポーターとなります。知識を共有したり、不安を解消してあげたりといった、きめ細かい気配りや手伝いを行いましょう。妊娠に、戸惑う場合もあるため、娘が妊娠したらすることリストを事前に作成しておき、親が逞しくフォローしてあげると、自信をもって出産に望めます。

里帰り出産をする場合は、息子も必ず挨拶へ行き、滞在期間分の生活費を持参するのが習わしです。娘の出産を見守るのは、相手の親が行うべきことですから、息子の親からあえて「お願いします」と声をかけたり、お金を贈ったりするのはNGです。特に連絡を行う理由が無い場合は、子どもたちに任せるようにしましょう。

電話などで話す機会がある場合は、「こちらでも手伝えることがあれば、遠慮なくお伝えください」といった言葉をかけるようにします。

出産の場では、旦那さんよりお母さんにいて欲しい、と考える女性もいるでしょう。出産予定日が近づいたら、いつでもお産へかけつけられる体制を整えておくことで、安心してその日を迎えられます。

孫が生まれたらすること お祝い相場をチェック!

孫を妊娠し、出産してからの数年間は、目まぐるしい早さで過ぎていきます。その中には、お祝いや行事などもあり、親の祖父母としての出番も多くあるでしょう。孫が生まれてから、どのような流れでお祝いやサポートを行う必要があるのか、孫が生まれたらすることのポイントを押さえておきましょう。

妊娠5ヶ月

戌の日のお祝いがあります。赤ちゃんと母親の健康と安産を願って、安定期に入る妊娠5ヶ月目にお産の軽い犬にあやかり戌の日に、「岩田帯」と呼ばれる腹帯を巻いて安産を願うお祝いです。親世代のように神社で安産祈願を行う夫婦も少なくありませんが、主に自宅や産院で、初めて腹帯をつける日として浸透しています。

昔は女性の親から帯を贈ったり、御祝い膳を用意したりしていましたが、最近では着用しやすい妊婦ガードルなどを腹帯の代わりにするケースが増えています。

帯の贈り物や食事を省略する場合は、帯代(腹帯や妊婦ガードル代)として、男性の親からの場合は「御帯料」、女性の親からの場合は「御酒肴料」として1万円程度を贈り、お祝いとしましょう。

出産祝い

息子夫婦、娘夫婦に無事赤ちゃんが生まれたら、出産祝いを持って、孫の顔を見に行きましょう。娘や息子に子ども誕生のお祝いを贈る場合、3万円~5万円が相場となります。病院や産院でお祝いを渡す場合、出産に臨んだ娘やお嫁さんは、産後の痛みや慣れない授乳などで疲れているため長居はせず、お祝いの言葉を述べ、孫の顔を少し見る程度にしておきましょう。

お七夜

生後7日後に、赤ちゃんの命名を行います。以前は祖父母、両親が揃い、お祝いの席を用意しましたが、最近では命名書を準備するのみのケースが多くなっています。お祝い膳の準備をする場合は「御酒肴料」を渡しましょう。この場合、1万円程度が相場です。

お宮参り

祖父母がもっとも求められるイベントがお宮参りです。生後1か月くらいの縁起の良い日を選んで、神社にお参りへ行きます。息子の両親が主に付き添い、息子の母が赤ちゃんを抱くケースが昔は多かったのですが、最近では両親(特に母親)が赤ちゃんを抱き、お宮参りを済ませる例が増えています。

お祝いとして5千円~1万円程度を包む例が多いですが、神社へ納める初穂料や会食代、写真撮影など、お宮参りにまつわる出費を親が負担する場合は、あらためて御祝い金を準備する必要はありません。

お食い初め

生後100日頃に、この先ずっと、食べることに困らないよう祈って行われるのがお食い初めです。両家揃って行う場合もあれば、どちらかの親のみ、子どものみで済ませる場合もあります。親も一緒に、と声をかけられたら、「祝お食い初め」として1万円程度のお祝いを渡しましょう。お食い初め一式の費用を親が負担している場合は、お祝い金はなしで大丈夫です。

初節句

初節句は、孫が男の子なら5月5日、孫が女の子なら3月3日となります。以前は、男の子の場合は鎧兜やこいのぼり、女の子の場合は雛人形を、お嫁さんの親が準備しました。しかし、最近では置き場所に困る例が多いため、男の子の場合は兜のみ、女の子の場合はお雛様とお内裏様のみといった、コンパクトなものへ人気が集中しています。

また、せっかく用意しても飾らない例が多いため、節句人形は用意せず、食事会や写真撮影のみとする例も増えています。子ども夫婦の希望を先に聞いた上で、意向に沿ったお祝いを用意するようにしましょう。息子や娘が使っていた節句人形やこいのぼりを持たせる例も増えています。物を贈らない場合は、「初節句祝い」として、5万円~10万円程度を用意しましょう。

七五三

男の子の孫なら3歳と5歳、女の子の孫なら3歳と7歳に七五三のお祝いを行います。11月中旬に神社へお参りに行きますが、この時期は混み合うため、早めに写真撮影を行ったり、日をずらしてお参りへ行く場合もあります。

子ども世帯のみで行う場合が多いですが、声をかけられたら一緒にお参りへ行くようにしましょう。お参りへ行く場合も、行かない場合もお祝いとして1万円~3万円程度を贈るようにします。

入園

保育園や幼稚園へ入園する際には、入園祝いを用意します。1万円~3万円程度が相場ですが、お祝いの代わりに、入園で必要となる制服や準備品の費用を負担する場合もあるでしょう。子ども夫婦の希望を聞いた上で、準備してあげるようにします。

小学校入学

小学校入学のお祝いは、ランドセルや学習机などを贈る場合が多いでしょう。ランドセルの相場は5万円~10万円となっています。学習机は使用しないケースが増えているため、子ども夫婦の希望を聞いた上で選ぶようにしましょう。結婚相手の親が何を贈るかによっても内容が変わるため、両家でかぶらないよう子どもを通じて調整します。

中学・高校・大学入学

中学、高校、大学入学は、お祝いをお金で用意するケースが多いでしょう。相場は1万円~3万円となっています。孫が私立の学校へ行く場合や、大学進学で実家を離れ一人暮らしをするような場合は、多めに用意しても良いでしょう。

孫との関わり方、子ども夫妻との上手な付き合い方

祖父母にとって、孫は特別可愛い存在です。それほど子ども好きではなかった、という両親も、いざ自分の孫と対面した瞬間、気持ちが大きく変化する場合が多いようです。しかし、孫に会いたいからと言って、度々子ども夫婦の家を訪ねたり、家へ来たりと促すのは控えましょう。

子どもたちは慣れない育児で忙しいですし、休日は家族でのんびり過ごしたいものです。孫の事が気になる場合は、「メールで写真を送ってくれたら嬉しい」とお願いしてみたり、「時間があったら電話で声が聞きたい」と伝えたりするなど、子どもたちに負担が少ない方法で頼んでみましょう。

子ども夫婦の住まいと家が近く、共働きをしているような場合は、祖父母が孫を預かる場合もあるでしょう。この時、子ども夫婦と円満な関係を築くためにも、子育ての方針をしっかり聞いておきます。

お菓子やジュースを与えるタイミング、おもちゃを買う頻度、ミルクの作り方など、家庭によってこだわりがあるものです。親世代の頃の常識で育てるのではなく、どのように接してほしいかを事前に確認しておくことで、子どもたちも安心して預けることができます。

孫が生まれてからの相手の親との付き合い方

子ども夫婦に赤ちゃんが生まれたら、どちらの両親もできるだけ多く孫に会いたくなるでしょう。この時、お互いに一歩引いて、譲り合う気持ちを持てると、孫にとっても良い環境が生まれます。

正月やお盆に片方の実家にしか帰れないのであれば、順番を交互にしたり、子どもへ行き来するよう促したり、といった方法で、孫との時間が平等になるよう親からも配慮しましょう。

プレゼントやお年玉、お小遣いの額を両家で揃えているケースも少なくありません。この場合は、子どもを通して、相手の親の意向を聞いておくと良いでしょう。また、子どもによっては、孫へのお小遣いやお年玉は不要、と考えているケースもあるため、一方的に用意せず、渡しても大丈夫か子どもへ確認しておくと安心です。

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